
👩🏫佐藤:
こんにちは!いよいよ今年のオークス(G1・東京芝2400m)が近づいてきましたね。クラシック第2戦、3歳牝馬にとっては最大の試練とも言える長丁場です。
👨💼田中:
そうですね、桜花賞から一気に距離が伸びて2400m。適性が問われるレースだけに、能力だけでは決まりません。しかも、東京競馬場という広いコースで行われる分、展開とスタミナが重要になってくるんです。
👩🏫佐藤:
ちなみに過去10年を振り返ると、勝ち馬はすべて1~3番人気。堅い決着が多いんですけど、実は2着・3着には人気薄がちょいちょい飛び込んでくるんですよね。
👨💼田中:
おっしゃる通り。例えば2021年には16番人気のハギノピリナが3着に食い込んで、3連単は532倍。穴馬の激走を警戒しなければいけないのがオークスの面白いところです。

👩🏫佐藤:
データでもその傾向がハッキリしてます。
▼オークス人気別着順成績(過去10年)
1~3番人気 【10-5-4-11】複勝率63.3%
4~6番人気 【0-2-3-25】 複勝率16.7%
7~9番人気 【0-1-0-29】 複勝率3.3%
10番人気以下【0-2-3-82】 複勝率5.7%
👨💼田中:
数字で見ると、勝ち馬はほぼ上位人気ですが、2~3着は下位人気の潜在力もバカにできません。ここで注目したいのが「脚質×馬体重」という組み合わせ。特に先行馬で馬体重が460~479kgの馬が過去に何度も好走してるんですよ。

👩🏫佐藤:
それって具体的にどんな馬たちですか?
👨💼田中:
2022年2着のスタニングローズ(10人気)、2020年3着のウインマイティー(13人気)、2019年2着のカレンブーケドール(12人気)などがその代表例です。
▼オークス先行馬・馬体重別成績(過去10年)
~439kg 【0-0-0-5】 複勝率0%
440~459kg 【0-2-0-7】 複勝率22.2%
460~479kg 【1-2-1-8】 複勝率33.3%
480~499kg 【0-1-0-3】 複勝率25.0%
500kg~ 【0-0-0-6】 複勝率0%
👩🏫佐藤:
これは興味深い!今年もこの条件に合致する馬はいるんでしょうか?
👨💼田中:
いますよ。今年唯一の該当馬がレーゼドラマです。前走フラワーCでは2番手から抜け出して快勝。しかも馬体重は470kg前後で安定。このお宝データにピタリとハマっています。

👩🏫佐藤:
人気薄ながら大舞台で波乱を起こす可能性があるということですね。
👨💼田中:
まさにそうです。今週はレーゼドラマが3連系の波乱の立役者になる可能性があります。
👩🏫佐藤:
さて、今年の有力馬についても見ていきましょう。注目の1頭は?
👨💼田中:
まず筆頭に挙げたいのがエピファネイア産駒のエリカエクスプレスです。血統的に見てもオークス適性が非常に高い馬なんですよ。
👩🏫佐藤:
エピファネイアと言えばデアリングタクトや昨年2着のステレンボッシュを輩出した名種牡馬ですね。

👨💼田中:
加えて、母系にガリレオを持ち、さらにスタミナ豊富な欧州型牝系。兄弟馬には愛ダービー馬のカプリ、英セントレジャー勝ち馬もいるんです。
👩🏫佐藤:
桜花賞では1番人気で逃げる形から5着でしたが、展開に恵まれなかっただけ?
👨💼田中:
そうですね。差し馬有利の流れの中、逃げて掲示板を確保したのはむしろ立派。しかも今回は18番枠。外枠でも問題ないタイプと見ています。

👩🏫佐藤:
もう1頭の注目馬は?
👨💼田中:
タイセイプランセスです。父リアルスティールはラヴズオンリーユーの全兄で、母系には凱旋門賞馬ディラントーマスもいる超良血馬。
👩🏫佐藤:
戦績は地味ですが、前走フローラSでの3着が光っていましたよね。
👨💼田中:
スタートで出遅れ、4角16番手からの大外一気で3着。あの脚には光るものがありました。血統と前走内容を考えれば、今回は一発があっても驚けません。

👩🏫佐藤:
やっぱりオークスは長距離適性と血統、そして展開と枠順も含めて総合力が問われますね。
👨💼田中:
その通り。私の結論は、人気どころではエリカエクスプレス、穴からはレーゼドラマ。そしてダークホースとしてタイセイプランセスを絡めた馬券構成です。

👩🏫佐藤:
オークスならではの「見極め」が鍵になりそうですね。
👨💼田中:
ええ、これでしっかり情報も詰まったし、ばっちりです(笑)。
👩🏫佐藤:
ではあとは日曜の発走を楽しみに待ちましょう!

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