
👤 記者A(解説担当)「ねぇ、ついに米軍がイランの核施設を攻撃したって知ってる?😰」
👤 記者B(質問役)「もちろん!SNSもニュースも大騒ぎだよ!でも、そもそもなんでアメリカとイランはこんなに仲が悪いの?背景をちゃんと知りたいな。」


🇺🇸 アメリカとイランの確執はどこから?
👤 記者A「いい質問だね。それは1953年にさかのぼるんだ。当時のイランのモサデク首相が自国の石油産業を国有化したことがきっかけなんだよ。」
👉 1953年、米CIAが主導したクーデターでモサデク首相は失脚。親米のパーレビ国王が復権し、中東におけるアメリカの最重要パートナーになったわけ。でも、それはイラン国民の強い反米感情を生んだんだ。😡
👤 記者B「それって、内政干渉されたから怒ったってこと?」
👤 記者A「まさにそう。しかも1979年には決定的な事件が起きた。イスラム革命だよ。ホメイニ師が率いるイスラム主義勢力が王制を倒して、イラン・イスラム共和国を樹立したんだ。」
👤 記者B「あの有名な大使館占拠事件もその頃?」
👤 記者A「正解!革命直後、テヘランの米大使館が占拠され、大使館員たちが444日間も人質になった。この事件がアメリカ国民に与えた屈辱感は凄まじかったんだよ。それ以来、アメリカとイランは国交を断絶し、今の対立の基盤が築かれたんだ。」


🔬 核問題で決定的な溝が広がった
👤 記者B「でも最近のきっかけはやっぱり核開発だよね?」
👤 記者A「その通り!2002年、イランの核開発が発覚して、アメリカはイランに対して警戒感をさらに強めたんだ。それで2015年、オバマ政権が主導して**イラン核合意(JCPOA)**が成立。イランが核開発を制限する代わりに、アメリカなどが経済制裁を解除したんだ。」
👤 記者B「でもその後トランプ大統領が…?」
👤 記者A「そう。トランプ氏は2018年に『核合意は最悪のディールだ!』として一方的に離脱、再び経済制裁を発動した。これでイランも合意の履行を段階的に停止して、対立は一層深まったんだ。💥」

💣 2025年6月:米軍の核施設攻撃の詳細
👤 記者B「そして今回の攻撃…。何があったの?」
👤 記者A「トランプ大統領は6月21日、イランの核関連施設3カ所を攻撃したと発表。ターゲットはウラン濃縮施設で、フォルドゥの地下施設にはバンカーバスター(地中貫通爆弾)を使ったと言われている。」
👤 記者B「バンカーバスターって?」
👤 記者A「地下深くの目標を破壊するための特殊な爆弾だよ。通常の爆弾じゃ届かない深さにある核施設を狙ったんだ。」
🎯 攻撃の狙いは3つ
1️⃣ 核協議を有利に進めるための圧力
トランプ政権はイランに核兵器開発の完全放棄を求めているけど、交渉は行き詰まっていた。それを打開するための強硬策だったんだ。
2️⃣ イスラエルの暴走を抑えるため
イスラエルはすでにイランへの軍事行動を開始していて、体制転覆(レジームチェンジ)まで狙っている。でもアメリカはそこまで求めてない。だから「核施設は叩いた、あとは冷静に」というメッセージを送った形。
3️⃣ 共和党内の分裂の調整
共和党内のネオコン(強硬派)と「米国第一主義」の支持層の対立を抑えるため、限定的な軍事行動で双方の支持を得ようとしたんだ。

🕊️ イランの反応と今後の緊張
👤 記者B「イランの反応はどうだったの?」
👤 記者A「イランは『降伏することは絶対にない』と表明。最高指導者ハメネイ師は『ハメネイを標的にすれば無制限の報復をする』とも発言した。フォルドゥの高濃縮ウランはすでに移送済みで、アメリカの攻撃は目標を完全には達成できなかったんだ。」
👤 記者B「第三次世界大戦の可能性は?」
👤 記者A「残念ながら可能性はゼロじゃない…。イランはイスラエルにミサイル攻撃を再開、ホルムズ海峡封鎖のリスクも高まっている。アメリカや同盟国、日本の原油供給にも重大な影響が及ぶ恐れがある。」

🇯🇵 日本への影響
👤 記者B「日本はどうするの?」
👤 記者A「石破首相は『沈静化が最優先、核開発阻止も重要』とコメント。アメリカの攻撃支持は明言しなかった。今、日本政府は情報収集と邦人保護を最優先にしてるけど、ホルムズ海峡の緊張が続けば原油価格の急騰、物価高騰は避けられないね。⛽」
📝 最後に
👤 記者B「アメリカとイランの対立、出口はあるのかな?」
👤 記者A「出口は簡単には見つからないだろうね…。70年以上にわたる確執、核開発問題、宗教・民族の対立…。これを乗り越えるには、冷静な外交と国際社会の協調が必要だよ。🙏」

🔗 関連外部リンク
👉 イランの核問題に関する最終合意(包括的共同作業計画)について(外務報道官談話)
🌟 この問題は今後も目が離せません。冷静に最新情報を追い、世界の平和を願いたいですね。🌍🕊️

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