
序章:全国のバイクファンが震えた夜

今田耕司(MC):「さあ本日もお宝が続々登場しますが……今回は特に旧車マニアの心をわしづかみにする“あの名車”が登場します!」
福澤朗(MC):「私もリハーサルの時から、舞台袖でドキドキしてましたよ」
菅井友香(MC):「えっ、そんなにすごいんですか?」
今田:「いやー、これは値段だけじゃない。歴史とロマンが詰まってる!」
この日、「開運!なんでも鑑定団」に持ち込まれたのは、1983年発売のホンダ CBR400F。
昭和末期のバイクブームを象徴する名車であり、現代の旧車市場でもトップクラスの人気を誇るモデルです。
CBR400F誕生の背景と技術的魅力

CBR400Fは、当時のホンダが誇る最新技術を詰め込んだロードスポーツモデル。
- エンジン:空冷4ストロークDOHC並列4気筒
- 最高出力:58ps / 12,500rpm(当時クラス最高水準)
- 特徴的なREV機構:6,500rpmで2バルブから4バルブに切り替わる可変バルブシステム
- フレーム設計:高剛性ダブルクレードル
- デザイン:レーサー譲りのフルカウルとカラーリング
本宮泰風(ゲスト):「このREV機構がね、当時は本当に衝撃的だったんですよ。回転域で一気に加速感が変わる」
バイク雑誌でも「中型クラスの革命児」と評され、特に若者を中心に爆発的な人気を誇りました。
驚きの保存状態:奇跡のフルノーマル

今回の依頼品は、なんと新車時から一切カスタムなしのフルノーマル。
走行距離はわずか4374km。さらに——
- 新車時に貼られた注意書きステッカーも剥がされず残存
- 取扱説明書、整備手帳も完全保存
- 保管場所は湿度管理された納屋
- 一度も転倒歴なし、事故歴なし
枝川寿(鑑定士):「普通はカスタムや消耗でオリジナルパーツは失われます。この状態は奇跡に近いです」
鑑定団でのやり取り💬

今田:「で、依頼者さん……これはおいくらで?」
依頼者:「いやぁ…妻も知らないんで、ここでは秘密で(笑)」
福澤:「奥様はどのくらいだと思ってるんですか?」
依頼者:「『50万円くらい?』と言ってました」
菅井:「え〜!絶対もっと高そう!」
本宮:「いや、旧車バブルの今なら相当いきますよ」
依頼者の本人評価額は300万円。
しかし、本宮さんは即座に「そんなもんじゃない」と断言します。
鑑定額はまさかの600万円😲

今田:「それでは、気になる鑑定結果です!」
表示:「600万円!」
観客:「うわぁーーーっ!!!」
スタジオがどよめく中、枝川寿さんが解説。
「ホンダCBR400Fは、国内外でコレクター需要が非常に高い。特に完全フルノーマル、低走行、付属品完備の個体は希少中の希少。オークションに出れば争奪戦必至です」
当時の社会背景とCBR400Fの人気

1980年代前半、日本は空前のバイクブーム。
中型免許で乗れる400ccクラスは各メーカーがしのぎを削り、ホンダはこのCBR400Fで市場を席巻しました。
当時は若者文化の象徴で、ツーリングスポットにはCBR、GPZ、RZといった名車がずらり。
しかし、その多くは改造され、過酷な使用で消耗。
今残る“純血”のCBR400Fは極めて少ないのです。
旧車市場での価値と相場感📈
近年の旧車市場は、バブルとも言える価格高騰を続けています。
特に以下の条件を満たす車両は、高額落札が相次いでいます。
- 完全フルノーマル
- 低走行(1万km未満)
- 書類・付属品完備
- 無事故・無改造
CBR400Fはまさにこの条件をすべてクリア。
海外市場でも人気が高く、輸出目的のバイヤーが高額で買い付けるケースも増加中です。
番組内のもう一つのお宝

この日の放送ではCBR400Fの他にも、名刀「来国光」や幻の玩具が登場。
鑑定士軍団の豊富な知識と的確な評価が光り、視聴者を魅了しました。
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まとめ

今回の「なんでも 鑑定 団 cbr400f」放送回は、旧車ファンにとって永久保存版。
600万円という鑑定額は、単なる市場価値だけでなく、オーナーの情熱と保存努力が認められた証でもあります。
本宮:「こういう車両は値段じゃ測れない価値がある」
今田:「愛と歴史が詰まった一台ですね!」
この名車は、これからも旧車市場の象徴として語り継がれることでしょう。
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